北のマサラ

札幌のマサラシステム〜YOSAKOIソーランまつり

 2001年6月2日から大阪新世界でバーシャの一般上映が始まり、日本初「マサラシステム」(インドの映画館同様、手拍子、掛け声、指笛、紙ふぶきありの無礼講な鑑賞が可能。)が導入された画期的な上映でした。マサラシステムを堪能すすためにわざわざ大阪に行ったのですが、時を同じくして札幌ではインド映画の如く群衆が踊るイベント直前でした。そう、「YOSAKOIソーランまつり」です。

 10年前に祭りが始まった当時、私が学生だったこともあり、同時期に開催される北大祭の客がYOSAKOIに取られた事実をもって「北大祭の敵」と酷評してました。そうそう、何年か前にYOSAKOIの日程を北大祭と時期をずらしたこともありました。

 とにかく、YOSAKOIソーランまつりに対して否定的な見方をずっと持っていたのですが、その見方を変えるきっかけになったのが、言うまでもなく「インド映画」。見事に群衆が踊っているところは、YOSAKOIソーランと同じです。何か通じるものを感じずに入られません。

 高知の「ヨサコイ節」と北海道の「ソーラン節」をくっつけてしまったイベントですので、鳴子を手に「ヨサコイ」の扮装でチームごとにアレンジされた「ソーラン節」を路上・ステージ上で踊ります。
(踊る人は「鳴子」持つこと、楽曲または歌詞にソーラン節が含まれていることが必須条件のようです。)

 今年は、自宅でYOSAKOIソーランのテレビ中継を見たのですが、半ばインド映画を見ている錯覚に陥りました。これで、インド風の音楽とインド風の衣装なら、間違いないですね。インド人チームを結成して、インド映画風にソーラン節をアレンジした曲に合わせて踊れば、もう目立つこと請け合い。

 インド映画のロケ地として札幌のYOSAKOIソーランまつりをネタにつかえないかなぁ。と考えております。ヒンディ映画ではスイスロケが多いようですが、スイスに負けない(とは大げさかな?)観光資源を持っている北海道をロケにしたらいいのでは、と思うこともしばしば。夏の美瑛・富良野で踊ってくれないかなぁ。とか、さっぽろ雪祭りで踊ってくれないかなぁ。そして、YOSAKOIソーランを活用できないかなぁ。と思ったわけです。

 YOSAKOIソーランの活用方法として、いくつか考えられます。

1)YOSAKOIのチームをバックダンサーに活用する。
2)「YOSAKOIソーランまつり」そのものをネタにする。
3)祭りに紛れて撮影する。

 1)ですが、YOSAKOIのチームに対して映画出演をネタに交渉すればバックダンサーを確保しやすそうです。この方法だと、時期をYOSAKOIソーランまつりにあわせる必要がないといった利点があります。

 2)これは、まつりの会場をロケ地にしてしまうもの。アイデアとしては非常に面白いものですが、混雑の中に映画撮影を加えるのですから、更に混雑するんではないかと懸念されます。インド人チームがYOSAKOIソーランに出場するシナリオなら、このパターンいけそうですね。勿論シナリオにはインド人の恋愛は必須ですよ。こうすれば、インドにおける札幌の知名度も上がるでしょう。(笑)

 3)は、最後の手段です。手法的にはあの「ボンベイtoナゴヤ」方式。つまりゲリラ撮影ですね。いかにもインド的で面白そうではありますが、リスクが大きすぎます。2)の延長線として、フィルムコミッションを通した上で確信犯的にやってしまうなんてことも考えられます。

 なんとかして、道民にもインド映画を普及できないかなぁ。(汗;


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