北のマサラ

RHYTHM


2000 印 タミル語
鑑 賞:DVD
俺評価:★★★
泣 き:★
笑 い:★★
ミーナ:★★★★★

東京に行ったとき、池袋の亜州兄弟で見つけたので買ってみました。 なんと、日本語字幕付きです。

この作品、はっきりいって最後を見るまでは「地味でつまらない映画」だと思っていました。 逆にいうと、ラストで盛り上がる映画です。

主人公がタミル人のジャーナリスト(しかもバツイチ)で、両親を連れてボンベイに移ったことから話が始まり、 彼が銀行で口座開設をするとき、窓口で受付をしたタミル人女性銀行員(ミーナ)と出会います。
よく電車で出くわしたり、話をしたりしているうちに、お互い親しくなりますが、彼女はすでに結婚して子供もいるそうでこれまたバツイチ。

彼らはお互いの相手(妻もしくは夫)を同じ列車事故で亡くしたという過去をもっておりまして、そのエピソード自体は非常に泣ける話なのですが、なんと列車事故の映像に3DCGが使われており、それがなんとしょぼい。しょぼいったらありゃしない。 実際に本物を使うよりは手軽で安全だし、むしろCGの方が安くつくという発想は良いのですが、これでは折角の泣けるシーンがしょぼいCGで台無しです。

彼が彼女の子供を預かったり、彼と子供が土砂降りの中で遊んだり、彼の親が彼女に再婚を求めたり、いったん別れた後に床屋で再会したりなどのエピソードをとおして、そろそろ二人は再婚かなというところになりますが、ところがどっこい、とんだ邪魔がはいってくるのです。そこからが面白い。
中盤までが単調な分、ラストのどんでん返し(しかも見え見え)が面白く感じました。

また、作品内で映画館でムトゥが上映されてます。隣の州のクルワッリィ村でラジニ様が木に縛られているシーンです。 上映中に客を呼び出すのに、スクリーンに名前を映すのには驚きました。

この作品、ムトゥやヤジャマンでおなじみ、ミーナ嬢が出演していまして、ミーナ萌えな方は是非ご覧ください。 2001年夏の北九州に来日したときは、生ミーナ嬢を堪能しておけばよかったと後悔しております。



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