1992 印 タミル語
鑑 賞:DVD
俺評価:★★★★★
泣 き:★
笑 い:★★★★★
友 情:★★★★★
ラジニ映画の日本語付きDVDというので購入しました。
最近のPyramid製のDVDは画質が良くなりました。Padaiyappaの両面・VCD画質とは大違いでクオリティが上がっています。
で、タイトルを見るといきなりラジニロゴのテーマ曲じゃないですか。「ヘイ!ヘイ!」のあれです。
思わず手拍子打ってしまいました。これだけでも買いです。えぇ。
最初に子供時代のアンナマライとアショークとの出会いのシーンから始まります。車の泥はねでアンナマライ(子供)はドロドロになりますが、だからといって車に石を投げることはないでしょうに。
車から降りてきたアショーク(子供)と喧嘩になりますが、アンナマライの母親に止められます。
アショークの母親はすでに亡くなっており、父親は仕事で不在ということで、アンナマライの母親はアショークを実の息子同様に扱うようになりました。そこから彼らの友情が芽生えます。
大人になってから、アンナマライ(ラジニ様)とアショーク(ムトゥの主人役の人)との色々なエピソードがありますが、私のお気に入りは、アンナマライと妻のスブラクシュミ(通称:スッブー)が出会ってから結婚するまでのエピソードです。
彼女が暴漢に囲まれているところをアンナマライが助けるシーンのしょぼいアクションながら、セクシーな太ももを見せてくれるところとか、彼女の住む女子寮に蛇が入った時たまたま通りがかったアンナマライが蛇を追い出すのですが、シャワー室から蛇を追い出した後にシャワー室にいたスッブーの裸を見てオロオロするアンナマライが、たまらなく面白いと思いました。
アンナマライの結婚後、アショークの父親の陰謀でアショークが手下を使ってアンナマライの家を壊させて二人の友情をズタズタされますが、その後の展開は非常に面白いです。
アンナマライも、牛乳でお金稼ぎをして、しまいにはアショークをしのぐホテル王になってしまうのですから。
貧乏アンナマライも格好いいのですが、金持ちアンナマライもキマっています。タミルのスーパースターの貫禄を感じさせます。
また、アンナマライの娘とアショークの息子が恋に落ちるのですが、その出会いが、作品冒頭のアンナマライとアショークの出会いとそっくり。「そのまんまやんか。」とツッコミしてしまいました。
結局、アショークが破産というところで、二人は結局仲直りをし、アショークの父親も改心してめでたしめでたし。と思ったら大間違い。
真の悪役がアンナマライ暗殺をけしかけます。
で、その暗殺阻止でハッピーエンドなのですが、その終わらせ方が「ぼんなご」そっくり。悪役が爆死してしまうんですよ。
「ぼんなご」ラストシーンであるダニーの爆死と見事にダブってしまいました。
典型的なラジニ映画ですが非常に面白いので、ぜひ一度ご覧になってください。
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