北のマサラ

インド映画DVDを見よう(その3)


DVDでは、音声の記録方式でいくつかあるようですが、ドルビーサラウンド5.1チャンネルで記録されている作品も結構あるようです。輸入版DVDでは、JEANS,Dil Se,Kuch Kuch Hota Haiなどが対応しているようです。
●お手軽に5.1チャンネル環境
プレイステーション2が発売されてからDVDを鑑賞する人も増えたと思います。それを見越してか、ゲーム機用に設計されたスピーカなんかも発売されているようです。大手カメラ量販店のゲーム売り場にもしっかり陳列されているのを見かけます。

IO-DATAのP2-Dipoleがプレステ2と同じ日に発売されています。私はこれを購入しました。
通常版とサブウーハー付きがありましてサブウーハ付きのを購入しました。お金に多少余裕があれば、サブウーハ付きが良いと思います。低音の表現がが明らかに違います。
もっとも、オーディオマニヤな人なら普通にデコーダとスピーカ、サブウーハを購入しますけどね。
●さっそく、インド映画を鑑賞!
光ケーブルをDVDプレイヤーとP2-Dipoleに接続して、さっそく鑑賞です。
日本製のDVD(ムトゥ)で試しましたが、見事に未対応。2000年6月に発売されるジーンズも5.1チャンネルでないので、かなり残念です。

期待の、JEANS(EROS/DEI製)を鑑賞しましたがミュージカルシーンでサラウンドを体感できました。
3曲目のグランドキャニオンで2人が踊っているシーンで、
「ホッ!ホッ!ホッ! ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!ホッ! ホゥ〜!」
と、男の声が周囲にこだまします。
バーチャルサラウンドのくせに、実感させてくれます。これだけで、かなり満足しました。

次にDil Se(EROS/DEI製)を鑑賞。私のDVDプレイヤーでは、「ドルビー2チャンネル」と表示されていますが、P2-Dipoleでは、しっかり5.1チャンネルと表示されています。
お約束のミュージカルシーンはバッチリサラウンドを感じさせます。特に、1曲目の低音域が迫力あります。蒸気機関車の音のイメージを効果的に表現しきれています。
ミュージカルシーン以外でも、要所要所でしっかりサラウンドが効果的に使われているのがわかります。

Hum Aapke Koun Hain...!のように、ドルビー5.1チャンネルとは表記されていなくても、信号としては5.1チャンネルとして出力されていました。(パッケージには4.0チャンネルと表記されていました)
ステレオ2チャンネルで鑑賞したとき、「音量でかいな」とか「音割れてるな」と思ったら、ドルビー5.1チャンネルで鑑賞した方が適切な音量になっている場合が多いようです。
●結論は...
日本の住宅事情を考えたら、P2-Dipoleでも良いと思います。
ただ、スピーカの真正面に座って鑑賞しないと、サラウンドを体感できないのは、バーチャルサラウンドの仕方のない所でしょうか。
現状では、輸入DVDで楽しむしかないと思います。


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